サポーター委員のみなさまへ
ヴィクトリアホリデーはいかがでしたか。
さて、にほんごアート通信第6号を送ります。
(1)どうしアートをUPしました!
クラスで即活用できる教材として、12の基本動詞のフラッシュカードを作成しました。
絵の中にVERB−STEMの文字が入っているので、動詞の導入がらくらく行えます。また、
助詞の導入場面でも使えるように、背景にも工夫を凝らしました。
http://www.nihongoart.com/NA003.htm
(2)<にほんごアート>導入例のご紹介
サポーター委員の内田道世先生から、<にほんごアート>のクラス導入例が届いています!
<学校紹介>
私達のセントルイス・アダルトラーニングセンターは、ウオータールー・リージョンのカソリック
スクールボードの学校です。この学校のインターナショナルランゲージでは、10か国語を
1200人の生徒が学んでいます。2003年から始まった日本語クラスは、その中で唯一の
アジアの言語です。エレメンタリークラスでは、2レベル、4歳から13歳までの生徒が、セカ
ンダリークラスでも2レベル、9年生から12年生が週1回、日本語学習の為に通ってきます。
日本のアニメの大ファンや、将来英語教師として日本に行く夢を抱いている生徒達は語学
学習だけでなく、剣道や盆栽デモンストレーション、日系の会社見学、お茶会、お花見パー
ティー等の行事を通して日本文化を体験しています。5月にはセカンダリークラスに日本人
高校生を招いて交流をしました。
エレメンタリークラスではセカンダリークラスの生徒がボランティアをし、セカンダリークラス
では日本人高校生がボランティアをしています。
<アートコンテストの導入例>
(1)エレメンタリークラス
1時間目
教師: アートコンテストの主旨とルールを話し、サンプル画数枚と“ひらがながんばって”を
参考に見せる。1週間の間に作品のアイデアを練るようにいう。
エントリーフォーム配布。
生徒: サンプル画を見てディスカッションする。アイデアを練る。
2時間目(一週間後)
教師: サンプル画を黒板に掲示する。生徒から単語を引き出し黒板にその単語を書き、
それを絵にしていき見本を見せる。
生徒: 作品作成に取りかかる。教師に描きたい単語の和訳をきく。級友と意見・情報交換。
3時間目(二週間後)
教師: 完成した生徒の作品を全員に見せながら、なかなかとりかかれない生徒から単語を
引き出し、「もうちょっと濃くぬりなさい」「ぬりわすれのところをぬってね」「空間をなる
べく埋めるように」、などとアドバイスをしていく。字の間違いがないか調べる。
エントリーフォーム回収。
生徒: 作品を完成させる。
4時間目(三週間後)
教師: 生徒全員の作品を紹介する。
生徒: クラスで一人ずつ、自分の作品を発表する。
例: 教師 ”これはセラさんの絵です。”
セラ ”これはと、りです。とりはバードです。”
他の生徒 ”何色?”
セラ ”赤い鳥です。”
他の生徒 ”きれいな鳥ですね。”
という具合にできるだけ、多くの表現を引き出すように心がけた。
★エレメンタリークラスでの導入における感想
幼稚園児達が果たしてできるのかどうか心配でしたが、高学年よりもはるかに早くとりかかり
真っ先に完成しました。アニメの影響が見られます。
(2)セカンダリークラス
1時間目
教師: アートコンテストの主旨とルールを話し、サンプル画数枚と“ひらがながんばって”を
参考に見せる。2週間の間に作品のアイデアを練るようにいう。
エントリーフォーム配布。
生徒: サンプル画をみてディスカッション。作品のアイデアを練る。
2時間目(2週間後)
教師: サンプル画を黒板に掲示する。生徒から単語を引き出し黒板にその単語を書く。
生徒: 作品作成に取りかかる。辞書で描きたい単語を見つける。級友と意見・情報交換。
黒板やノートに思い思いの字を書き、絵にしていく。下書き。
3時間目(3週間後)
教師: 完成した生徒の作品を全員に見せる。字の間違いがないか調べる。
エントリーフォーム回収。
生徒: 作品を完成させる。
4時間目
教師: 生徒全員の作品を紹介する。
生徒: クラスで一人ずつ、自分の作品を日本語で発表する。Q&A。
★セカンダリークラスでの導入における感想
漢字未習者も漢字アートに取り組みました。みんな漢字が好きなようですね。
ユニークで奇抜な発想に感心しました。また、CGのすばらしい作品もできました。
<総合>
★導入の効果
単語を生きた言葉として獲得し、語彙と漢字学習への好奇心と意欲を高める良い
機会になりました。漢字のもつ意味を知る良い機会でもありました。
★今後の課題
カタカナは絵にしやすいと思います。また、生徒のほとんどはカタカナを学習しています。
次回はカタカナ部門も開設してください。テーマをしぼるのもよいかもしれません。
<実行委員会より>
本コンテストは小学生から参加できますが、道世先生の学校では、小学生と幼稚園生の
合同クラスがあるということで、来年度のコンテスト開催の参考とするため、試験的に幼
稚園生の作品も提出していただくようにお願いしました。
幼稚園生のほうが、さくさくと作品製作にとりかかったお話や、カタカナ部門開設のご要望
など、どれもコンテストを企画運営していう上で、貴重なご意見です。今後の課題にしてい
きたいと思います。ありがとうございました。
にほんごアート通信では、<にほんごアート>のクラス導入例を随時募集中です。
(3)コンテストへの出品について(重要)
コンテストの締め切りは、2004年6月30日です。サポーター委員の方が、作品をすべて
まとめて提出してください。
<送り先> The Japan Foundation, Toronto
MS Noriko Saito
131 Bloor Street West, Suite 213
Toronto, Ontario, Canada M5S 1R1
<送付方法>
1.郵送
郵送中の紛失事故などを予防するため、レジスターメールでの郵送を推奨します。
郵送にかかる経費は、参加校側でご負担をお願いします。
2.持参
国際交流基金トロント日本文化センターの事務所へ直接持参してください。事務所
の受け付け時間は、事前に電話(Phone: (416) 966-1600)等でご確認ください。
3.図書返却BOXに投函
事務所横にある、図書返却用の投函BOXにドロップしてください。必ず電話等で、
投函した(する)由を斎藤典子さんにご連絡してください。
<注意点>
1.ENTRY FORMの記入漏れがないか確認してください。
2.ENTRY FORMは、作品の裏面に糊付けしてください。
3.作品は必ず、クリアファイルに一枚づつ入れてください。
4.別紙(書式自由)に作品の合計枚数を記入してください。
文責
内田雪絵