サポーター委員のみなさまへ
オリンピックが終わりました。たくさんの思い出深いシーンに
遭遇したのではないでしょうか。
さて、にほんごアート通信第12号をお届けします。
1.カナダ日本語教育振興会で<にほんごアート>紹介
去る8月19日から3日間、トロントの日本文化センターで、
カナダ日本語教育振興会の年次大会が行われました。
今回は世界6カ国(カナダ・日本・米国・韓国・香港・トルコ・
スペイン)から発表者が参加した中、私もオンタリオ州発信
の新しい試みとして、<にほんごアート>のコンセプトとコン
テストの概要について、報告を行いました。
世界中から集まった研究者や日本語教師、60名以上を前
にしての発表で大変緊張いたしましたが、好意的な感想をた
くさん頂き、正直ほっとしているところです。
論文発表ハンドアウト
http://www.nihongoart.com/NA006.htm
今後も世界に向けて、本コンテストの趣旨をアピールしていき
たいと考えています。応援をよろしくお願いいたします。
2.書評 <Fingerprint Drawing Book>
(邦題:しもんスタンプでかいてみよう)
さて、書評シリーズ第2弾は、ED EMBERLEYの絵本です。
EDはすでに百冊以上の絵本を出版しているアメリカを代表す
る絵本作家であり、日本でも<エンバリーおじさん>として、絵
本だけでなく雑貨や文具のイラストなどで若い女性に人気がある
そうです。
<にほんごアート>を紹介すると、「私は絵とか下手だから」と
しり込みする先生が少なくありません。下手な先生こそ、子ども
に絵を描いてもらう<にほんごアート>はお勧めのメソッドなの
ですが、でも、たしかに誰だって「素敵な絵が描けたらな」と思っ
ているものかもしれません。
エンバリーおじさんの絵本は、そんな人の強い味方。自分の指
紋や、丸、三角、四角にちょっと点や線をいれるだけで、かわい
い動物や顔が簡単に作れるコツを伝授してくれます。
幼児向けの本なのに、気がついたらハマッテイルのはなぜか
大人の私たち。指紋というと、なんだかいやな印象を持つかも
しれませんが、エンバリーおじさんの絵本を見ていると、なんだ
か指でペッタンしたくなるから不思議です。
その他の絵本の邦題も、「かお、かけちゃうよ」「どうぶつ、かけ
ちゃうよ」「なんでも、かけちゃうよ」など、あらあら簡単にできちゃ
う!という遊び気分がいっぱいです。
原書はLITTLE BROWNという出版社から、邦訳は偕成社から、
DRAWINGBOOKSシリーズが出版されています。
図書館にいったついでに、たまにはちょこっと絵本コーナーも立ち
寄ってみてはいかがでしょうか。芸術の秋は、ほらすぐそこですよ!
タイトル:「Ed Emberley's Fingerprint Drawing Book」
著者:ED EMBERLEY
出版元:LITTLE BROWN
価格:US7.99
あとがき
インターネットが普及して、いろいろな情報がネットで手に入る
ようになりつつある。日本のニュースが、瞬時に届くようになり、
とくに海外にいるものにとっては、本当に便利なツールである。
反面、本屋や図書館で本を物色する楽しみ、というものもまた
永久になくならないような気がする。
先日、新聞のかわりにノートパソコンをトイレに持ちこんだ人の
コラムを読んだが、やはり落ち着かなかったそうだ。笑
文責
内田雪絵